<Header>
<Author: 杜審言>
<Title: 和晉陵陸丞早春遊望>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 晉陵の陸丞が  早春遊望に和す しん >
<BookPage: 179>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
獨有宦遊人，
偏驚物候新。
雲霞出海曙，
梅柳渡江春。
淑氣催黃鳥，
晴光轉綠蘋。
忽聞歌古調，
歸思欲霑巾。
<End Poem>
<Translation>
南方の任地におもむく官吏の身の上であってみれば、急に新春となるのを覚えて くりする。北方の都ではまだまだこんな陽氣になっていない。東の空が 真赤にやけて海の雲に反映するのが見え、やがて夜がすっかり明ける。梅には花がつき、柳が芽ぐみかけていて、揚子江をわたると、すっかり春景色だ。のどかな気がみなぎって黃鳥があちこちでさえずりそめているし、日の光が水にさしこんで、綠の水草がもうだいぶ茂っている。ところがあなたが古雅な調子の詩を吟ぜられるのを聞くと、北國の故郷のことが思い出されて涙があふれてきた。
<End Translation>
<Formatted Translation>
南方の任地におもむく官吏の身の上であってみれば、急に新春となるのを覚えてくりする。
北方の都ではまだまだこんな陽氣になっていない。
東の空が 真赤にやけて海の雲に反映するのが見え、やがて夜がすっかり明ける。
梅には花がつき、柳が芽ぐみかけていて、揚子江をわたると、すっかり春景色だ。
のどかな気がみなぎって黃鳥があちこちでさえずりそめているし、
日の光が水にさしこんで、綠の水草がもうだいぶ茂っている。
ところがあなたが古雅な調子の詩を吟ぜられるのを聞くと、
北國の故郷のことが思い出されて涙があふれてきた。
<End Formatted Translation>